東武鉄道の柏駅のホームに、シルバー車体にブルーラインの東武野田線(東武アーバンパークライン)カラーの10030系11633編成の大宮行と、8000系8111編成の船橋行の電車が停車していました。鉄道好きには、たまらない光景と思います?
8111編成は、1963年にインターナショナルオレンジとロイヤルベージュのツートンカラーでデビューしました。その後、徐々に新型車両に入れ替わり、この電車も姿を消してしまいました。その中で唯一、この車両が動態保存されていたようです。詳しくは、皆さん調べてみてね。
僕が乗り降りした時、若干違和感がありました。そこで2つの車両を比べると、乗降する際のステップの高さの違いです。
こちらは10030系11633編成の乗降口です。

そしてこちらが8000系8111編成の乗降口です。

この高さの違い、わかりましたか。
車体が少し高くなっていますよね。でも昔はどの電車も、こんな感じでしたよね?
そして8111編成の車内には無く、11633編成の車内にある物があります。それは乗降口の床面にある、黄色い視覚障害者誘導用ブロックです。現在はなくてはならない物ですが、昔は認識が薄かったのでしょう? そして段差が低くなる事で、ベビーカーを乗り降りさせるのも、容易になったと感じます。
8111編成に乗車し、船橋駅に向かいました。
これが意外に古臭さはなく、乗り心地も違和感がありません!

網棚の上にある広告を貼られる場所には、過去に存在した東武鉄道の電車の写真が、端から端まで飾られていました。

こうした電鉄各社の努力と試行錯誤が、昨今の電車ブームに貢献していると思われます。
家に戻り、この電車の事を調べてみると、なんと貴重な車両だったようです。たまたまこの日この時間に利用しただけで、このようなレア電車に巡り合うとは、これは「運が良い」といっていいのでしょうか?ほんと偶然の出来事でした。

コメント