たい焼きを探しに、大阪市西区に来ました。 (訪れたのは、2015年12月)
今年も残り少しとなったある日、久しぶりに大阪をぶらぶら歩いてみました。だいぶ前に、粉物文化の大阪の街のたい焼き屋をはしごした事がありました。そして今回は、大阪市西区にやって来ました。
地下鉄の千日前線・西長堀駅で下車し、新なにわ筋の市立中央図書館側に出ます。車の交通量は多いものの、路地一本入ると静かな所です。西長堀駅の7A・7B出入り口を出て、新なにわ筋の中央図書館前の交差点を入って歩いて行くと、すぐ左に目的のたい焼き屋さんがあります。
お店の名前は、名物たいやき・招き猫餡舖さんです。ちょっとお店の雰囲気を眺めていると、近所の人が自転車で来て、サクッと買っていきます。人通りが少ない通りですが、たい焼きを買うためにみんな足を止めてます。
僕も早速たい焼きを買いにお店に入ってみました。お店は奥に長く、狭い空間で一丁焼きのたい焼きを焼いてました。招き猫餡舖さんは自家製あんこのたい焼きのみだと思ったら、僕が訪れた日はクリスマスの日だったので、限定のりんごたいやきが売ってました。お店の方に聞いたら、3日間の限定販売という事で、タイミング的にもラッキーな出会いでした。僕は定番のあずきと期間限定のりんごたいやきを購入しました。
店を出て、歩きながら食べてみました。袋から取り出したたい焼きは、僕が数多く食べて来たたい焼きには無い、はじめて出会った形の物でした。たい焼きの尾っぽが上を向いて、表情がなんとなく愛らしいく思えます。
まずはあんこが入ったたい焼きの頭をガブリ。甘さはそれ程ではなく、そのぶん小豆のおいしさが味わえました。それに小豆の粒が崩れるまで煮込んでいないようで、小豆の食感も楽しめます。そしてこのあんこを被っているたい焼きの皮が凄く薄いですね。しっかり焼かれているので、パリッとした食感ではなく、弾力のある薄さが凄くいいです。今まで多くのたい焼きを食べて来た中で、この皮の薄さは上位に位置します。
続いて3日間限定のりんごたいやきです。こちらもたい焼きの形は同じです。それを頭から食べてみると、小さくカットしたりんごが口の中に飛び込んで来ました。やわらかく煮てあるのでしょう?つるっとした食感の小さいりんごが沢山入ってます。甘さはそれ程ではなく、むしろ淡白でりんご本来の味がほんのりするような・・・?甘さを求めるなら少し物足りないけれど、僕はこのつるっとしたおもしろい食感が好きです。
招き猫餡舖さんのたい焼きを2種類いただきました。甘さよりおいしさを追求したたい焼きと感じました。これなら2~3匹は食べられますね。
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