たい焼きを探しに、東京都調布市にきました。 (訪れたのは、2010年7月)
東京都と神奈川県の境を流れる大きな川といえば、多摩川です。その多摩川の近くに、たい焼き屋があるります。
千葉県に住んでいる僕には、あまり馴染みのない京王線に乗り、調布駅で京王相模原線に乗り換え、京王多摩川駅に到着しました。小さな駅の改札を出ると、そこは静かな商店街です。駅前に小さな広場があり、その先に今回のたい焼き屋の みよしさんがあります。
お店の前には、おなじみの「たいやき」の赤い幟。そしてお店の上には「喫茶 みよし」の文字?その下のガラス扉を開けお店の中に入ると、テーブル席が置かれてありました。情報によるとみよしさんは、40年以上この場所で営んでいるそうで、確かにお店の中に入ると、昭和の懐かしい雰囲気を感じます。
僕が訪れた時間が午後5時近く。お店の中に入ってみたものの、店主のおばさんがいません?「あれ~・・・お店終わってしまったかな」と一瞬思い、「すみませ~ん」と言ってみました。すると扉の奥のほうから返事がしました。少し間を置いて、おばさんが出て来てくれました。
「たい焼きありますか」と訪ねると、「焼きたてではないけれど、ありますよ」と優しく言ってくれました。見ると残り数匹のうちの1匹を、紙袋に入れて渡してくれました。
そして130円(当時)を支払い、お店の扉をガラガラと閉め、来た道を駅に向かいました。焼き立てではなかったけれど、みよしさんのたい焼きをゲットできた喜びでいっぱいです。
早速みよしさんのたい焼きを食べてみました。冷めてちょっと硬くなった皮をかじると、薄皮の中に餡子がぎっしり詰まっていました。写真を見ておわかりのように、餡子がのぞく程の皮の薄さです。その餡子が凄くこくがあり、甘さだけではない美味しさがあります。田舎で作る若干塩加減がする餡子にも似ています。この餡子の味を考えると、いつか焼きたての温かいたい焼きを食べてみたくなりました。
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